The Making of ハイスクール・レースウォー(コミック)
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2009年1月
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2009/01/02
 自宅の一階でのシーンは大きく3章と4章にある。その他三箇所の回想シーンにも登場する。この撮影によって1-6ページの2コマ目も差し替えることができ、1-6ページが完成となった。
 コンテナをそのまま家に改装しているような雰囲気を想定していたので、内壁の色は外と同じく青にした。自宅外観のモデルと整合性を出すため、右側の玄関となるドアは同じ物を使った。また大きさもだいたい同じくらいになるようにした。カメラを入れての撮影がやりやすいように、キッチン、リビング、廊下と3分割できるようになっている。自宅内のシーンは夜であるため、暗い中電気スタンドの光を当てて撮影した。中央のテーブルを白にしたのは正直失敗だった。床と壁の色が濃い中、テーブルだけが明るくなりすぎてしまう。
1-6 3-5 3-11 3-12 4-2 4-6 4-7

2009/01/05
 夜歩いているシーン。3-6ページのカイトが歩いているシーンに加え、4-8ページの3人で歩いている1コマも撮った。しかし4-8ページでビッグ・ボッパーがリュックを忘れているのは、かなり痛いミスだった。すでに撮影済みの工場のシーンでは次の朝リュックを背負ったビッグ・ボッパーがやって来ており、整合がとれなくなってしまった。
3-6 4-8

2009/01/06
 小さいコマ用の街並みセット。夜と夕方の二種類を撮影した。私の家から見える風景を手本にしてミニモデルを作った。大きな白い建物のモデルは小学校だ。ちなみに設定上ではカイトが通っている高校とは別の学校ということにした。
3-6 5-2

2009/01/07
 捨てられた小動物を拾うビッグ・ボッパーを見て、カイトの彼に対する見方が少し変わる。不良が裏では捨て猫を可愛がっていて、実はいいやつだったという昔の王道パターンだ。期待を裏切らないベタな展開にしたかった。本当なら猫の部品を使いたかったが、持っているのがネズミしかなかったため仕方なく小動物という書き方にした。
3-6 3-7

2009/01/08
 再びカイトとビッグ・ボッパーが歩きながら話すシーン。今回はこういったシーンが多く、作る側からすると面倒くさかった。一ヶ所に留まって会話してくれた方が撮影は楽になるが、それだと画面が単調すぎるのでレゴコミックの意味がなくなってしまう。この頃はレースシーンの撮影が全くないのでテンションが下がっていた。
3-7 3-8 3-9

2009/01/09
 2人が大分進んできたので、手前に建物を追加してさらに撮影。前日に撮影した写真を良く見て、進む速さが一定になるように人形を動かしつつ撮影した。これで歩いているところは全部撮れた。ここで登場した小動物をその後の展開に生かさなかったのは少し後悔している。建物は奥から商店、消防団、住宅、住宅というイメージで作った。
3-8 3-9 3-10 3-11

2009/01/11
 小動物を拾うビッグ・ボッパーを演出するバラ。大量に持っていた濃赤色のウェッジが役に立つとは思わなかった。久しぶりに画像を切り取る作業を行った。「D-425」の頃はほぼ全ページでやっていたことだが、今思うと神経をすり減らす作業だ。上側と下側のバラは、全く同じ画像をひっくり返して使った。
3-6


2009/01/12
 反対から来る車のライトに2人が照らされる。夜の雰囲気を出すのに光はかなり重要だ。ヘッドライトの光はペンライトによって作り出した。下画像のようにペンライトで車の前の地面を照らしている。画像は上下を切って使うため、ペンライト自体は問題なく隠れる。あとは画像処理で車のライトを明るくすれば完成だ。ここの1コマは私も結構気に入った。しかし黄色い床屋さんの建物がほとんど写っていないのが残念だ。
3-10

2009/01/13
 ビッグ・ボッパーの回想シーン。中学の頃にいじめられているところ。場所は学校のトイレを再現した。個室二つと用具入れ一つが並んでいる。一応中の便器まで作ってある。こういう1コマ用のセットというのは割と楽しんで作ることができる。
3-9

2009/01/14
 同じく回想シーン。学校の階段で不良と共にたむろしている。立体感のあるセットを作りたかったので、階段という場所を選んだ。
3-9

2009/01/15
 もう一つ回想シーン。廊下をバイクで走る。台本では不良とつるんでいるビッグ・ボッパーとしか書かれていないが、バイクで学校に乗り込むのがやっぱり定番だと思った。
3-10


2009/01/16
 駅の正面入り口。駅は「Yellow」でも作ったが、今回はそれほど大規模なセットではない。入り口から入ると正面は上に上がる広い階段。左側はファストフード店になっている。駅はカイトがビッグ・ボッパーやレイコと別れるシーンに出てくる。三つの章に登場し、一日で全シーンを撮った。
3-11 4-8 4-9 6-14

2009/01/17
 駅のロータリー側。アーケードとヤシの木だけ残して駅舎は壊した。エキストラはタクシー一台とかなり寂しい。思わず手を抜いてしまったが、地方の駅なら夜はこんなもんだろう。
3-11 4-9

2009/01/18
 カイトの回想シーン。入院している母。点滴でかなり病院ぽさが出た。
3-12

2009/01/19
 カイトの部屋。ビッグ・ボッパーとの会話の後、一人で食事するシーンは全体の中でも暗く落ち込んでいる部分だ。カイトの部屋は2階部分にある。今月初めに撮影した一階のセットと同じ雰囲気で作った。カイトの部屋はこのページにしか出てこない。
 画像の左端に、試しに作ってみたクリスマスツリー(ドラッグ用のスタート信号)が写っている。一旦壊したが、同じ物をレースシーンのクライマックスで使った。
3-12

2009/01/20
 駅舎の外観用ミニモデル。「Yellow」の時なら外観用もミニフィグ撮影用と兼用だったのに、今回は小さいもので済ませた。
4-8 6-14

2009/01/22
 三人が夜歩いているシーン。それだけ。すでに撮った2コマ目に合わせて、ビッグ・ボッパーはリュックを背負っていない。
4-8

2009/01/24
 夜の街をカイトとレイコが歩く。今までは住宅街的なセットを作ってきたが、この場面では駅近くの商店街をイメージして作った。電柱などもあえて立てなかったが、かなりハリボテ感のあるものになってしまい、少し反省している。この商店街のシーンを抜ければ、5章の車の走行シーンが待っており、とにかく頑張った。
4-10 4-11

2009/01/25
 距離を置いて歩く二人を横から撮る。店のシャッターに木の絵柄を入れたり、一応工夫しようとしている。
4-12

2009/01/26
 再び長い商店街を作る。これで全体的にコマが埋まってきたが、まだ細かい部分の撮影をしなければならない。
4-12 4-13 4-14

2009/01/27
 カイト視点でレイコを後ろから捉えたコマ。反対側の建物が写るので別セットを作らなければならない。
4-11

2009/01/31
 4-13ページで立ち止まってカイトに謝るレイコ、と4-14ページでレイコに振り返るカイト、の部分の撮影。セットは4-12ページの1コマ用にも流用した。
4-12 4-13 4-14
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